シアトルを訪れる際に利用することになるシアトル・タコマ国際空港。施設情報や入国時、出国時の移動の流れ、電車などの公共交通機関を利用したダウンタウンへの行き方、レンタカーの借り方までを詳しく解説します。

シアトル・タコマ国際空港の基本情報

シアトルにある日本を含めた国際便が就航している空港は、シアトル・タコマ国際空港です。地元では略してシータック空港 (Sea-Tac Airport)と呼ばれており、シアトルダウンタウンの南に約21kmのところにあります。

SeaTacAirportAerial

シアトル・タコマ国際空港 (出典: Wikipedia)

アメリカ国内の各地はもちろん、世界の各国を結ぶ便が就航しています。またアメリカ本土では日本などのアジアに一番近い空港であることから、アジア方面へのハブとしても機能しています。

アメリカ国内で9番目に利用者の多い空港で利用者は更に急増しており、世界でも最も成長の著しい空港のひとつとされています。

シアトルへの日本からの直行便

日本からは以下の航空会社が直行便を就航しています。

  • 全日空 (ANA)
  • デルタ航空

両便とも発着空港は成田空港のみです。なお2019年からデルタ航空が関西国際空港とシータック空港を結ぶ便を就航させる予定となっています。

AnaAtNarita

日本国内各都市から向かう場合は、日本国内で成田空港で乗り継ぐか、各地方の国際空港から飛んでいる便に乗り、バンクーバーやサンフランシスコ、ロサンゼルス、ポートランドで乗り継ぐルートが一般的です。

ターミナル情報

シータック空港は、メインターミナルとその他二つのサテライトターミナルビルから構成されています。

メインターミナルは「X」の形をしていて、それぞれの棒となる部分がコンコースA、B、C、Dとされており、真ん中の部分にレストランや物販施設などがあり、その他各コンコースにも小規模なものが点在しています。

SeaTacAirportTerminalMap

ターミナルマップ (出典: Wikipedia)

サテライトターミナルはそれぞれ、ノースサテライト(南ターミナル)、サウスサテライト (北ターミナル)と呼ばれています。

メインターミナルのコンコースAとB、ノースサテライトとコンコースCとD、サウスサテライトとコンコースAとBはそれぞれ地下で電車で結ばれています。メインターミナル内ではこれに乗らなくても移動できますが、各サテライトターミナルへはこれに乗らなければ行くことはできません。

SeaTacAirportTerminalShuttle

ターミナル間の連絡電車

以下では、実際の入国時、出国時に行うことやどのように移動するのかをご説明します。

(入国時) 空港到着から空港を出るまでの流れ

日本からやってくる飛行機は、必ずサウスサテライトに到着します。

飛行機から降りて最初に行うのは入国審査です。他国からの便と重なる時間帯に着いてしまうと入国審査で1時間ほど待たされることもあるので、時間には余裕をもっておきましょう。

入国審査場の画像

入国審査場 (出典: seattletimes.com)

入国審査場を過ぎるとすぐに荷物を受け取る場所へ出ます。荷物受け取り後に税関審査となり、ここで機内で記入した税関申告書を審査官に手渡すことになります。

税関後はターミナル間を結ぶ電車に乗ってメインターミナルへ向かい、公共交通機関等を利用しましょう。

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電車を降りてエスカレータを登った先のメインターミナルの光景

以下のダウンタウンへの行き方では、上記の写真の場所を起点として行き方を説明していきます。

空港からダウンタウンへの行き方

シータック空港からシアトルのダウンタウンへ公共交通機関で向かうには主に以下の手段があります。

  • 電車
  • タクシー
  • 乗合バス
  • バス
  • レンタカー

観光を最大に楽しみたいのならやはりレンタカーがおすすめ。行ける範囲も広がりますし、時間も有効に使うことができます。

タクシーを利用する場合はイエローキャブやUberなどを利用することになります。値段はだいたい$30から$40ぐらいです。各ホテルをまわる乗合バスならもう少し安いです。

バスでも行けますが、電車もあるのであまり利用する意味はないでしょう。電車の運賃は$2.75、所要時間は約40分です。

電車やタクシーの乗り場

電車やタクシーの乗り場は、メインターミナルの向かいにある立体駐車場側にあります。

SeaTacAirportTrain

駐車場棟の先にある駅 (出典: flickr)

ターミナル間の連絡電車をメインターミナルで降りたら、まずはエスカレーターに乗りメインフロアへ向かいます。駐車場棟へはもう一度エスカレーターに乗り橋を渡ります (上にあった写真の場所です)。

タクシーに乗る

タクシー乗り場までは以下の通り。

  1. もう一度エスカレーターに乗り、駐車場等へと繋がる橋を渡る (TaxiやLink Light Railなどと書かれたロゴが並んでいる方向です)
  2. 駐車場棟へ着いたらエスカレーターで1フロア下に向かいます (Taxiと書かれています)
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タクシー乗り場への行き方

降りた先はタクシー乗り場です。近くにあるエレベーターを利用しても行くことも可能です(同じフロアであれば繋がっているので、どこから降りても問題ありません)。

タクシーに乗る場合は基本的にはイエローキャブかタウンカーと呼ばれるリムジンやキャデラックの大型SUVなどを使ったものを利用することになります。快適に移動したい場合は後者を選ぶと良いでしょう。

ダウンタウンの各ホテルをまわる乗合シャトルを利用する場合は、受付があるのでそこに向かいましょう。

電車に乗る

電車に乗る場合は、タクシーと同様まずは橋を渡って駐車場棟に向かいます。橋を渡りきったあとは、エスカレーターなどに乗ってフロアを変えることなく駅に向かうことになります。

天井や床にある案内に沿って行けば迷うことはありません。

SeaTacAirportLinkLightRailLogo

床に貼られた駅までの案内ロゴ

電車の駅に行くのに駐車場を通って行くというのが少し変な感じがしますが、途中に駐車場を通るのは合っているので安心してください。メインターミナルからホームまでは5分ほどです。

レンタカーを借りる場合・バスに乗る場合

アメリカの規模が大き目の空港では各種レンタカー会社 (HertzやAvis等)のカウンターは、空港ターミナルビルとは異なるレンタカー専用の建物があることが多いです。シータック空港もこの形式です。

レンタカー専用ビルへは無料のシャトルバスが24時間頻繁に運行されています。基本的にはどのレンタカー会社でも同じバスに乗れば問題ありません。

レンタカービルへのシャトルバスと普通のバスの乗り場はところにあります。場所はメインターミナルの一番南端。


シャトルバス乗り場の場所

メインターミナルに着いた後の行き方は以下の通り。

  1. 荷物を受け取るエリアを南に向かって歩いていきます (ここは国内線ようの荷物受け取りエリアなので、国際線で到着した場合にはただ通り抜けるだけ)
  2. ターミナルの南端にたどり着くと、飛行機などが展示されているアトリウムが見えてきます
  3. “Rental Cars”や”Public Transportations”のサインを目印に、ターミナルの外に出ます
  4. 建物を出たすぐ先がバス乗り場となります
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バス乗り場への行き方

シャトルバス乗り場は一番手前です。路線バスの乗り場とは明確に違うので、間違う心配はありません。

レンタカー会社はまとめて比較が絶対お得

アメリカの規模が大き目の空港には何社ものレンタカー会社がひしめきあっています。各種レンタカー会社は時期によって様々な割引があるため、その時点でどこが一番お得かを調べるのは中々難しいです。

そのため以下のようなサイトでまとめて複数社を比較するのがオススメです。

アメリカの各レンタカー会社の特徴

レンタカー会社は色々とありますが、どれがどのような会社なのかわかりにくいですよね。以下大手を中心に特徴をまとめてみました。

会社 特徴
AVIS
Hertz
Enterprise
Sixt
上位セグメントに位置するレンタカー会社の最王手。特にAVISとHertzの存在感がアメリカ国内では強い。

貸し出される車両は基本的に発売から2、3年以内の新しいもので、車種はコンパクトカーからラグジュアリーカーまで様々。安定感、安心感を求めたい方に。

Alamo
Budget
Dollar
National
Thrifty
ミドルセグメントに位置する準大手レンタカー会社。BudgetはAvisの、DollarとThriftyはHertzの、BudgetとNationalはEnterpriseの系列会社。

値段は並だが、顧客満足度やサービス面では親会社のそれを受け継いでいる。値段は抑えたいが、ある程度の安心感は残しておきたい方に。

Fox Rent A Car
Payless
Firefly
Rent-A-Wreck
ローコストレンタカーブランド。大手に比べると安い価格で車両を提供している代わりに車両の質は落ちる。PaylessはAvisの、FireflyはHertzの系列会社。

このレベルの会社はサービスのレベルもマチマチ。とにかく節約したい方へ。

ちなみにレンタル時にクレジットカードに大きめな金額のデポジットを要求されることもあるが、何事もなければ返って来る (引き落とされない)ので心配はない。

Silvercar Audiの車両のみを貸し出す少し特殊な会社。スマートホンだけで手続きが済みレンタル時の手続きも非常に完結でオススメ。価格も時期やクーポン利用でリーズナブルに利用可能。

こちらの体験記も参考になります。

(帰国時)空港到着から搭乗ゲートまでの流れ

以下は帰国の際に、空港到着から飛行機の搭乗ゲートへ向かうまでの手順です。

出発ロビーで各種航空会社のカウンターでチェックインを済ませる

タクシーや車などで空港に到着する場合ば出発ロビーと同じ階に到着するので、そのまま建物の中に入り航空会社のカウンターへ向かいましょう。”Depatures”と書かれた場所が出発ロビーです。

SeaTacAirportDepatures

出発ターミナル

ちなみにANAのカウンターはターミナルの南端です (上記のバスの乗り方で出た飛行機が展示されているアトリウムの上階)。

電車で到着した場合は入国した時と同様、駐車場棟から出発ロビーに向かうことになります。入国した時のように、橋を渡ってターミナルへ向かいましょう。橋を渡った先は中2階で、エスカレーターやエレベータを利用して登った先が出発ロビーとなります。

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駐車場から橋を渡った先にある中2階

航空会社のカウンターでチェックインを終えたら次はセキュリティーゲートへ向かいます。

ちなみにシータック空港のセキュリティーゲート外にはほとんど店舗はないので、さっさと中にいきましょう。

セキュリティーゲートを通過する

シータック空港は利用者数に比べて手狭な空港なため、セキュリティーゲートは非常に混雑します。混んでいる場合は荷物検査を受けるだけで1時間以上かかることもあるため、シータック空港も国際線なら3時間前、国内線でも2時間前に到着することを推奨しています。

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セキュリティーの行列 (出典: flickr)

セキュリティーを抜ければあとは出発ゲートへ向かうだけです。

日本への便は出発もサウスサテライトであることが多いので、ターミナル間の連絡電車に乗ることになります。この場合セキュリティーを抜けた場所から出発ゲートまでは最低でも10分はかかります。

なおアメリカには出国審査は存在しません。そのため出発ゲートの国内線、国際線の区別も特にありません。

免税店の品揃えはイマイチ

サウスサテライトには免税店がありますが、残念ながらブランドの専門店が並んでいるわけではなく免税品コーナーがあるのみとなっています。

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免税品コーナー (出典: flickr)

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