京都には多くの世界遺産がありますが、その中でも美しい日本庭園を持つお寺が天龍寺。

風通しの良い回廊から眺める枯山水は、とても心地よく、日々の雑念から解放され、ひと時の安らぎを与えてくれます。春には有名な枝垂桜を楽しむことができ、紅葉シーズンには嵐山が赤や黄色に染まり。四季それぞれで見える光景が異なるため何度行っても飽きません。

私が最もオススメしたい京都の観光地の1つです。今回はそんな天龍寺について紹介します。

嵯峨嵐山の世界遺産「天龍寺」ってどんなところ?

嵯峨嵐山地域は、海外でも有名な竹林や渡月橋(とげつきょう)がある場所で、京都の中でも屈指の観光スポットです。

その中でも世界遺産の天龍寺は、1339年の後醍醐天皇の崩御に際し、足利尊氏によって建設がすすめられたお寺です。完成までに6年の月日が費やされ、現在の京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)の帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅辺りまで続く約3キロメートルの広大な範囲に300ヘクタールもの土地を有していました。

京都五山と呼ばれる、京都の禅僧の5つの寺のうちの第一位に選ばれています。

天龍寺簡易マップ

天龍寺は、①曹源池庭園・百花苑という庭を楽しむメイン観光場所、②天龍寺の内部を楽しむルート、③雲竜図を見ることが出来る法堂、と大きく分けて3か所の観覧場所があります。個人的には①・②を抑えておけば、天龍寺を楽しむことができると思います。

天龍寺簡易マップ

最もオススメしたいのは特別名勝である夢窓疎石の庭園

天龍寺庭園

天龍寺の庭園は国の特別名勝に指定されており、夢窓疎石(むそうそせき)によって作られました。夢窓疎石は13世紀を代表する禅僧で、かの有名なAppleのスティーブジョブが愛した京都府西京区の西芳寺(さいほうじ)庭園や神奈川県の瑞泉寺(ずいせんじ)庭園はこの人の作品です。

曹源池と呼ばれる池を中心とした池泉回遊式庭園です。池の周囲に園路を配置し、池の周りの庭を発展させることで優れた景観を生み出しています。

天龍寺の庭園

オススメの観覧場所は天龍寺の大方丈にある回廊から眺める事。庭園への入園料に追加で300円かかりますが、心地よい風が吹き、過ごしやすい季節だといつまでも庭を見ていられます。

曹源池庭園の次は百花苑で四季折々の花をみよう

曹源池庭園からは百花苑と呼ばれる苔むした庭へと続いています。ここでは、四季折々の綺麗な花を見る事ができ、苔の雰囲気と相まって落ち着いた雰囲気となっています。まさに日本庭園といった趣で、こちらもオススメ。

百花苑の写真

百花苑からは北門に繋がっており、北門を抜けると、そこには有名な嵐山の竹林へと繋がっています。

雲竜図はちょっと高額ですが、興味があれば。

雲竜図と呼ばれる法堂にて公開されている天井に描かれた図も有名ですが、こちらは土日祝の限定公開。春と秋は特別公開期間も設定されているので、興味のある方は「雲竜図の案内」をご覧ください。別途500円が必要です。

1997年に天龍寺の開山650年記念事業として、日本画家の加山又造氏によって描かれた見事な龍の絵ですが、いってしまえば広い法堂の天井に龍の絵があるだけともいえるので、そのために500円払えるかは微妙かもしれません。

天龍寺に行ったら併せて行きたい徒歩30分圏内の観光地

天龍寺がある曽我・嵐山地域には他にも有名な観光地が沢山あります。その中でも私のオススメは次の通り。

  • 嵯峨野の竹林
  • 渡月橋
  • 嵯峨野トロッコ列車とトロッコ嵯峨駅
  • 日本で唯一の髪の神社「御髪神社」
  • 嵐電の嵐山駅とその周辺
  • 湯豆腐屋(特に湯豆腐嵯峨野は店の雰囲気も味もGood!)

基本情報

住所 〒616-8385 京都府京都市右京区 嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
営業時間 9時~17時
9時~16時(10月21日~3月20日まで)
参拝料 庭園(曹源池・百花苑):500円
講堂(大方丈・書院・多宝殿):300円
※講堂は庭園とセットでの販売となります
雲竜図:500円
駐車場 あり(100台)、予約不可。
乗用車1日1,000円
車以外の行き方 京福電鉄嵐山線:「嵐山」駅下車前
JR嵯峨野線:「嵯峨嵐山」駅下車徒歩15分
阪急電車:「嵐山」駅下車徒歩20分
※徒歩の目安は健康な女性の時間です。