出張や旅行で遠方を訪れる際に困るのが荷物。目的地がホテルから遠い、日帰りだが訪問先には大荷物は持って行きたくないなど、様々な理由でターミナル駅で荷物を預けたいという方も多いんじゃないでしょうか。 そんな時に困るのがコインロッカー。とくに繁忙期にはロッカーが全く空いておらず、たとえ事前にロッカーの場所を把握していたとしても、何箇所も歩き回るハメになることもあると思います。
ロッカーの空き状況はオンラインで検索できる!
そんなコインロッカー、実はオンラインでリアルタイムに空き状況を確認することができるようになってきています。具体的には以下のことが検索できます。
- 駅にあるのコインロッカーの場所
- 大きさ別コインロッカーの空き状況
- コインロッカースペースにある大きさ別コインロッカーの数
現在このサービスが提供されているのは以下の駅のようです。駅名クリックでそれぞれの駅専用のコインロッカー空き状況検索ページにジャンプします。
Suicaロッカー
※Suicaロッカーの状況は、JR東日本の公式アプリからも確認が可能です。
ICOCAロッカー
使い方
以下で東京駅を例にして試して見ましょう。まずは前述した東京駅用のサイトにアクセスします。
アクセスすると、地図とともにコインロッカーの場所が表示されます。ほぼ空いていませんが、希望はあるようですね。空いている丸の内南口改札正面をクリックしてみましょう。
すると、中型のロッカーがひとつ空いていることがわかります。もちろん検索時の状況なので、実際にたどり着いた際には埋まっているという可能性もあるため、できるだけ空きに余裕のある場所が見つけられるとベストですね。詳細情報をチェックすると、以下のように具体的にどのようなロッカーが何個存在するのかも確認可能。
まあわかったところで空いてなければ意味はないのですが・・・、ロッカーの数が多いところであれば、マメにチェックしていれば空く可能性が少しは高いのではないでしょうか。
より一層のサービス拡大に期待
残念ながら、オンライン空き状況検索サービスが提供されているのは、特定のターミナル駅に限られているのが現状です。このサービスは旧型の硬貨を入れて金属製の鍵を回すだけのタイプのコインロッカーでは提供できず、SuicaやICOCAなどのICカードが利用可能な、画面で操作するタイプのキーレスロッカーである必要があります。
また、空き状況を調べた結果空きがなかったからといって、もうその駅には空いているコインロッカーは無いのかというと、そういうわけではありません。旧型のロッカーは空き状況検索システムからは検索できないため空いている可能性がありますし、そもそもJRが管轄していないコインロッカーも存在するため、まだまだ探す価値はあります。
個人的に早く改善してほしいのが京都駅。国内外問わず観光で訪れる人が多く、コインロッカーはいつも非常に混雑していて、空いているロッカーを見つけることが困難なこともしばしば。しかし残念ながら大多数のロッカーが鍵式の旧型なのが現状、かつリアルタイム検索がサポートされていません。しかも京都の場合はJRだけではなく、色々な事業者が多数のコインロッカーを設置しているので、なかなか一筋縄ではいかなそうですが・・・。
各事業者の連携が進み、より多くのコインロッカーの空き状況がリアルタイム検索できるようになるとうれしいですね。