屋久島といえば、やはりその最大の観光スポットであり、島の象徴ともいえる縄文杉ですよね。

樹齢2000年以上とも言われている縄文杉ですが、倒壊の危険もあり現在では近づく事はできません。
しかし、苔が多く茂り、神秘的な雰囲気が漂う屋久島の大自然の中にそびえ立つ姿は圧巻で、屋久島に訪れたのなら1度は見ておきたい名スポットです。

今回はそんな縄文杉へのトレッキングルートとその注意点について紹介したいと思います。

縄文杉までの所要時間はどのくらいかかるの?

縄文杉までの所要時間は、荒川登山口から行く場合、健康な成人で約10時間と言われています。下記の地図は荒川登山口からのルートです。

縄文杉トレッキング

ガイドマップには、単純に移動して帰ってくる場合、約7時間と記載されていますが、休憩時間を入れるともう少しかかると思います。実際に私が行った時も9時間程度かかりました。

私は普段あまり運動はせず、そこまで体力のない方です。途中でお弁当を食べたり、写真を撮ったりした時間も含めてなので、ゆとりを持った行動で9時間です。運よくあまり雨には降られていないので、雨が降っていれば10時間くらいかかったかもしれません。

体力に自信があれば8時間程度でも行けるかもしれませんが、10時間程度を見ておいた方が無難だと思います。

縄文杉登山の見どころは?

屋久島-ウィルソン株

ウィルソン株。周囲の雰囲気も非常によく何時間でも滞在したくなるスポットだった。

縄文杉登山では多くの見どころがありますが、個人的に最もよかった場所は縄文杉よりもウィルソン株だったかもしれません。冒頭の写真のようにハート型の写真を撮影できるスポットもあり、恋愛のパワースポットともいわれています。

ウィルソン株は周囲がやや開けた空間にあり、その場の雰囲気が非常に良いです。透き通った空気に包まれながら、穏やかな時を過ごすことができます。

勿論縄文杉も良かったのですが、やはり遠目で見るだけになってしまうので迫力に欠けました。昔は根元まで行けたんだとか…。今は観光客による根の踏み荒らしを防ぐために入れなくなっています。

縄文杉

縄文杉

また、かつて屋久杉の出荷が行われていた名残として、トロッコ道と呼ばれる道が続いています。小杉谷集落跡は、その時代に栄えていた集落でしたが、屋久島における林業の終焉とともに廃村となりました。

そのようなかつて人がいた名残の残る廃墟のようなノスタルジーを感じられるスポットがあるのも見どころの1つですね。

トロッコ道は続くよどこまでも…。

トロッコ道は続くよどこまでも…。

 

縄文杉登山における注意点

縄文杉登山はどんな服装・装備で行けばよいか?

縄文杉までのルートは整備されており、楠川別れまでは下の画像のようなトロッコ道が続きます。但し、楠川別れから先は登山道になるため、軽装での登山は辞めた方が良いです。

荒川登山口からはしばらくトロッコ道

荒川登山口からはしばらくトロッコ道が続く

屋久島は1か月に35日雨が降るといわれるほど雨の量が多く、東京都の3倍の降水量があります。この雨に降られると体の体温も奪われますし、道がぬかるみ歩きにくくなります。このため、最低限登山に挑む装備を持っていくべきです。

登山中に気を付けることは?

長袖長ズボンを着よう

登山ではよく言われますが、長袖長ズボンでの登山をオススメします。多湿なせいか、時々ヒルにかまれることがあるようです。幸い私が訪問した時は遭遇しませんでした。

簡易トイレを持参しよう

また、トイレは注意が必要です。数は全行程で4か所あり、簡易トイレが使用できるスポットも4か所の合計8か所準備されています。通常のトイレは繁忙期には故障しているケースもあるため、登山前にふもとの観光案内所やホテルで販売されている簡易トイレを持参しましょう。

屋久島は世界遺産なので、その辺で用を足すというのは厳禁です。飲料水等にも影響を与えるため、トイレまで我慢できないときは簡易トイレに用を足し、必ず持ち帰りましょう。尚、荒川登山口に廃棄できるごみ箱があります。

携帯の電波は繋がらないと思った方が無難

私はAUユーザーで、トロッコ道を歩いているときは電波が通じていました。小杉谷集落跡を過ぎたあたりから電波が消えるケースがありました。ただ、開けた場所では電波が通る場合もあり、絶対に繋がらないわけではありません。

屋久島の登山に必要な装備まとめ

トレッキングシューズ 歩きやすいものを選ぼう。
レインコート 雨が多いので必須。傘は手が使えなくなるので辞めよう。
簡易トイレ トイレは多くない。故障している事もあるので持ち歩くべき。
お弁当 昼食。どこの宿でも用意してもらえます。疲れた体にしみるウマさ。
水・水筒 ペットボトル1本あれば、無くなっても道中の水源で補充できます。
ただし、泥等が混入するので気になる方はろ過しましょう。
非常食 急な大雨で身動き取れなくなった場合等に備えて、非常食は持参しよう。
ザックカバー ザック(リュック)用の防水カバー。ほぼ雨に降られるので、中身が濡れないように。
ない場合は中身をビニール袋で包む等すれば対策出来ます。
地図  島で配布されているものでよいので持ち歩こう。

おわりに

縄文杉までの登山は10時間と、普通の登山に比べても長い距離を歩かなければなりません。今年の夏には別のルートではありますが、登山中に増水した沢に流された死亡事故も発生しています。

無理をしないような登山計画を立て、きちんとした装備で挑むようにしましょう。

歩いたその先には苔むす森に包まれた神秘的な光景があなたを迎え入れてくれますよ!

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