アメリカ旅行を計画するなら、色々なイベントやイルミネーションがあるホリデーシーズンは外せない時期のひとつです。そんなホリデーシーズンですが、闇雲に計画を立てて行くとひどい目に会うことも・・・。
今回はそんなホリデーシーズンにアメリカを旅行する上でおすすめなこと、注意すべきことをご紹介したいと思います。
ホリデーシーズンって?
アメリカでホリデーシーズンというと、基本的には11月の第4木曜日であるサンクスギビングデイ (感謝祭)から元旦までの長い期間を指します。
あまりご存知無い方もいるかもしれませんが、実はアメリカの祝祭日は年たったの10日間しかありません。しかし個々人が有給を消費して連休をとることでロングバケーションとしているのです。特にこのホリデーシーズンは休む人が増えることから、あまり仕事も進みづらくなるため、全体的に年末に向けて休暇モードに入ります。
サンクスギビングデイに注意
ホリデーシーズンの中でも、サンクスギビングデイあたりは注意は必要です。
まず、サンクスギビングデイ目前は空港が非常に混雑します。サンクスギビングデイは家族と過ごすのが一般的です。そのため日本でいうところのお盆前帰省ラッシュのようなものが発生するのです。当然国内線の航空券は高くなりますし、空港での待ち時間も長くなります。可能ならサンクスギビングデイ直前に移動するのは避けたほうが無難かもしれません。
店舗の休暇日にも注意が必要です。年間祝祭日が10日間しかないアメリカでは、祝祭日の際に結構な店舗が店を閉めます。中でもサンクスギビングデイは最も多くの店が閉まっているといっても過言ではありません。日本で例えれば、イオンモール全館閉店ぐらいの勢いで閉まっているイメージです。
買い物を計画している人は、サンクスギビングデイには買い物を出来ない可能性が高いことを考慮にいれて計画を立てましょう。
クリスマスにも注意
クリスマスにもサンクスギビングデイと同じことが発生します。注意しなければいけない点は、帰省ラッシュと店舗の閉鎖と同様です。また、クリスマス以降はアメリカ国内線の航空券は1年の中でも最高レベルの価格になるので、こちらにも注意が必要です。
でもイベントも目白押し
色々と注意が必要なホリデーシーズンですが、イベントも目白押しです。
サンクスギビングディナー
サンクスギビングデイには営業しているレストランもあって、だいたいそういう場所は伝統的なサンクスギビングディナーを提供していることが多いです。
もし当日にいるのであれば、せっかくの機会なので七面鳥やマッシュポテト、それにかけるグレイビーソースやクランベリーソースなどの伝統的なディナーを味わってみてはいかがでしょうか。
パレード
サンクスギビングデイ当日や次の日の朝は、街中でパレードをやっている都市が多いのも見逃せません。特にニューヨークのメイシーズサンクスギビングパレードはとても有名です。
ニューヨークでなくても、似たようなパレードは各地で開催されています。お目当の都市がある方は、是非パレードの有無も調べてみましょう。
ブラックフライデーセール
サンクスギビングデイの次の金曜日は、日本でも最近はやってきているブラックフライデーとよばれるセールの日です。ほぼ全てのお店が目玉商品を揃えてセールを行うので、お目当ての品がある人は狙い目の日かもしれません。
しかし実は、ブラックフライデーはホリデーシーズンのセールの始まりにしか過ぎません。基本的にクリスマスまではずっとセールを行っているため、この期間は色々なものがお得に購入できる時期です。
ブラックフライデー当日は、ドアバスター(開店早々入り口のドアを破壊して乗り込んでくるの意)と呼ばれる数量限定の激安商品が主な目玉です。しかしこれらをゲットするためには夜中から並んだりする必要もあります。
無理に当日に最安を狙うのではなく、長いセール期間をお得に楽しむという過ごし方がおすすめです。
クリスマスデコレーション
ホリデーシーズンがはじまると、街はクリスマスデコレーションで染まります。煌びやかなイルミネーションや巨大なクリスマスツリー、色々な動く仕掛けが施されたホリデーウィンドウ等、見どころがたくさんあります。
たとえ大都市部でなくても、街の中心部やショッピングモールなどでは必ず装飾がされています。是非色々な場所を巡ってみてください。
あとがき
色々と注意点もあるホリデーシーズンのアメリカ旅行ですが、それを補って余りある魅力のある時期であることは確かです。特に大都市のホリデーシーズンは街全体がクリスマス的な雰囲気に包まれいて、歩いているだけでも楽しい気分になってしまいます。
アメリカに旅行を計画している方は、これから迎えるホリデーシーズも考慮に入れてみてはいかがでしょうか。冬のアメリカは冷える地域も多いですので、防寒対策はしっかりしていきましょう。